武庫之荘ダイアリー

武庫之荘 Week-End Scene
武庫之荘ダイアリー

vol.2〈Week-End Scene〉~「ジャンカルド」の場合

10月に入り涼しい風が心地よく吹くようになりましたね。 
さて、今回ご紹介するのはイタリアンレストラン&バー「ジャンカルド」。お出かけの日といわず、毎日でも通いたくなる魅力が詰まっています。


■太田匡宣さん(右)、福間泰二郎さん(左)
クラウンプラザ神戸(旧新神戸オリエンタルホテル)で出会ったお二人。太田さんはシェフとして、福間さんはバーテンダーとして店を切り盛りする良きパートナー。

―オーナーは二人。二つの顔を持つ店ー

レストランスペースとバースペースの二つをあわせ持つ、ヨーロッパ調のゆったりとした空間。
オーナーはシェフとして腕を振るう太田さんと、バーテンダーとして接客を担当する福間さんのお二人です。現クラウンプラザ神戸で、フレンチのシェフとして働いていた太田さんとバーテンダーとして勤務していた福間さんが知り合い、一緒に店をオープンさせたのが2年前のこと。それぞれ異なる分野で経験を磨いてきた二人の力を合わせて、より良い店にしたいという気持ちは店名にも表れているんだとか。
「ジャンカルド」とは、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の舞台・ジャンカルド村から取られたもの。現実に存在しないこの村は、作品をより良いものにするため、ジュゼッペ・トルナトーレ監督が異なる2つの町を1つの村として作り上げた仮想の村だそうです。“レストラン”と“バー”、2つの要素を持ち、食事も食後のお酒も楽しめる、一軒で二度おいしい店でありたい。店に足を運んでもらったほんの僅かな時間だけれど、お客様が最高に居心地のよいひと時を過ごせる店でありたい。そんな1つの完成された店にという思いから、その村の名にあやかって名づけられたのだと言います。


―ビルを上がればクラシックな魅力に満ちた空間―

昼はマダム層を中心に20代から、夜はホテル時代からお馴染みの年配の常連さんまで幅広いファンを持つ「ジャンカルド」。尼崎の中でも特に治安がよく、おいしいレストランも多い武庫之荘を「居心地のよい街」と評するお二人に、この武庫之荘に店を構えることになったきっかけを聞いてみました。
「見てください、この広々としたスペース。厨房も結構、広いんですよ」と、笑うのは太田シェフ。レストランとバーの独立した2フロアに分かれた店内は、広々としたゆとりに満ち、レストランとして、食後にお酒を楽しむバーとして多目的に利用することができます。さらに、福間さんも「ここはビルの4階にあって、ちょっとした隠れ家にも使ってもらえますよ」と言います。確かに、エレベーターを降りて店に入ると、アンティークのシャンデリアが飾られた映画の中のような別世界。クラシックな雰囲気に包まれれば、来る人もゆったりとした気分になるに違いありません。また、太田シェフにとってさらに喜ばしかったのは、「仕入れにとても便利な場所」だったこと。神戸方面からは明石の魚介、大阪方面からは輸入食材など、質のよい食材を偏り無く仕入れることができるからこそ、おいしい食事をリーズナブルに提供できるからです。


昼は明るい光がたっぷりと入るレストランスペース。


アンティーク家具で彩られた重厚感のあるバースペース。


―素材の滋味をじっくり堪能できるひと皿がそろう―

元々、フレンチ出身という太田シェフ。「実は叔父が中華をやっていて。中華の経験もあるんです」というからビックリです。サラリーマンだったお父様とは対照的な叔父様を見て育った太田シェフは、いつのまにか職人の世界に憧れるようになったとか。今までの多彩な経験を生かして作るイタリアンには、シェフの独自の世界が展開されています。
ホテル時代からのルートを頼りに仕入れる有機野菜や天然ものの鮮魚など、厳選素材のうま味をダイレクトに引き出すため、調理法はいたってシンプル。そこに、アンチョビやキャビアの塩気などを生かしてパンチを効かせたりと、飽きのこない味わいに仕上げています。また、「イタリアンといえど、日本のお客様に食べてもらうのだから、日本人の口に合わせた料理を作ります」と、羊などのクセのある素材も食べやすいように調理。けれど、そのクセのある風味自体がおいしく感じられるように仕上げるのが彼の腕の見せどころ。イタリアのピッツェリアで使われている粉で作るピザなどもそろい、随所にこだわりを感じさせつつも、「それが当たり前になってしまっていて」と話す太田シェフ。
ご自慢のメニューがアラカルトで約50種そろうほか、コースでも2800円からと手ごろに味わえるのは何ともうれしいもの。バースペースでも注文できるとか。福間さんが注目するビオワインと共に、ぜひお楽しみください。


夜メニューの前菜盛り合わせ1500円。黒毛和牛のカルパッチョやカボチャのマリネ、ブロッコリーのアーリオオーリオなど5、6種が付く。日替りでフォアグラが出たり、魚が2種付いたりとあれこれ楽しめる武庫之荘の駅近く、隠れ家として使っていただきたい一軒です。アレンジも自在なシェフの料理に加え、おいしいお酒もそろい、一人でも楽しめるお店でした。
また次回の更新もお楽しみに!

■ジャンカルド
住所:尼崎市南武庫之荘1-19-26 サークルFビル4F
電話&FAX:06-6435-0880
営業時間:11:30~15:00(LO14:30)、18:00~翌1:00(LO24:30)、日曜は~22:00(LO)
休み:第1・3・5月曜
席数:39席
駐車場:なし
HP:http://bcaweb.bai.ne.jp/giancaldo/

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